立ったまま4時間後輩の悩みごとを聞いた

先日の話なんですけど、帰り際にトイレの前で後輩に声をかけられ、そのまま4時間お悩み相談に乗ってました。

最初は次にやる会議についての話だったんですけど、その後徐々に話が後輩上司の愚痴だったり転職活動についてだったり家庭の事情についてだったり…と深刻な方向にシフトしていき、気が付けば4時間経過していたという寸法です。

ずっと立ちっぱなしだったからめちゃくちゃ足が疲れた。あと寒かった。

 

今の会社が好きじゃない。でも大嫌いというほどでもない。

別の会社に行きたいという気持ちはあるけど、何がしたいのか分からないから転職先が見つからないまま、転職活動を始めて3年経った。

親元から離れたい。でも親元にいた方が生活は楽。

成長したいという気持ちはあるけど、苦労するのが嫌だから役職には着きたくない。でも役職についてる人達を見ると焦る。

 

こんな感じの話を延々と聞いていました。

完全に青い鳥症候群で、本人もそれを自覚しているんだけれども、そこから脱却できなくて物凄くストレスを感じている。一歩を踏み出すことが出来なくて、焦りだけが毎日募っていく。

聞きながら、地獄かよ～～～～しんど～～～～～ってなりました。

 

一歩を踏み出してしまえばあとはあがくだけなんだけれど、踏み出すその瞬間までがすごく大変で苦しいんですよね、わかる。すごく怖くて不安な気持ちになる。簡単に踏み出していく人々を見て、めっちゃ焦る。

別に成長しなくてもいいや、生きていければそれでいいや。

って思えるくらいに楽天的になれればいいんだけれど（そういう風に生きている人たちもたくさんいて、それはそれで良い人生だし）、でも後輩はそういうタイプではないんだろう。

やりがいとか意義とか、そういうものを仕事に、人生に求めていて、けれど怖がりなのでそれらを得るための苦労に怯んでしまって、手を伸ばせない。

ああ～～～～～～～しんどい。

 

真綿で首を絞められるような、っていうのはこういう状況のことを言うんだと思った。

私に出来るアドバイスなんてほんと「案ずるより産むがやすしだから、とにかく何かやってみるしかないよ」ってことしかなくて。そんなの耳に胼胝ができるほど言われてきてんだろーなーって思いつつ、それしか言えなくて詰んだ。

どうしたらいいのか分からない。解決してあげられないから私もうなだれるしかない4時間でした。トイレの前で。

寒かった。